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都内38店舗が参加し、14日間に渡り日本各地の伝統的工芸品を紹介する”JAPAN TRADITIONAL CRAFTS WEEK 2021”が10月29日より開催されます。
ROOTS to BRANCHESでは、日常にとけこむ暮らしのうつわ「小石原焼」をご紹介します。
“飛び鉋”、“刷毛目”と呼ばれる、硬い金属のはねや刷毛などを用い、ろくろを回しながら均一に文様を入れる伝統技法と、小石原から採れる陶土からなる素朴で暖かい質感が「小石原焼」の大きな特徴です。日々の美味しい時間を優しく彩ります。
福岡県の東南部、山々に囲まれ自然豊かな日本の原風景が広がる陶の里、東峰村。この地に「小石原焼」を扱う窯元は現在なんと50軒以上。
その中から今回 ROOTS to BRANCHES がピックアップするのは〈鬼丸豊喜窯〉と〈翁明窯元〉です。先人たちから受け継いだ「小石原焼」の由緒ある伝統技法を継承しつつ、現代の生活様式に寄り添う美的な感覚と創意工夫が、それぞれの創り手から感じ取れます。
暮らしをたのしむ、小石原のやきもの。
この機会に実際にお手にとってその質感や作風の違いを楽しんでみて下さい。
JAPAN TRADITIONAL CRAFTS WEEK 2021
小石原のやきもの
–鬼丸豊喜窯・翁明窯元–
会期:2021年10月29日(金)-11月11日(木)
※在庫が無くなり次第終了
〈翁明窯元〉OUMEI KAMAMOTO
伝統ある小石原焼の中でも、新しい作風を追求しているのが〈翁明窯元〉です。“飛び鉋”などの伝統技法を使いつつ、艶消しのしっとりとした質感が特徴の“翁明マット”を確立するなど、現代のライフスタイルに無理なくフィットする作品を生み出しています。プレートやマグカップなどが人気です。
Instagram @oumei_kamamoto
〈鬼丸豊喜窯〉ONIMARU TOYOKI GAMA
日本で最初に陶磁器として伝統的工芸品に指定された生活雑器の小石原焼。数ある窯元の中でも〈鬼丸豊喜窯〉は、“飛び鉋”や“刷毛目”などの伝統技法を大切に守りながら作陶しています。刻まれた文様、生地と化粧土で作り出す白と黒のコントラストは、素朴で力強い存在感を持っています。
Instagram @toyokigama